子どもがバスケを始めたら読む本
こんにちは、楽です。
メルボルンはロックダウン真っ只中ということもあって最近本読む時間が増えてます。そこで、実家に頼んで読みたいと思っていた日本語の本たちを送ってもらいました。
その中の一冊、「子供がバスケを始めたら読む本」が素晴らしかった。
著者は三上太さん。監修は株式会社ERUTLUC代表の鈴木良和さん。出版はベースボール、マガジン社より。
このERUTLUCという会社は子どもたちのバスケクラスを行っている会社のようですね。スローガンは「バスケットボールの家庭教師」。
この本何が素晴らしいかというと、
1,スポーツを行う子どもの親への優しい目線
2,幅広いトピック
3,専門家たちによるエビデンスをもとにした意見
4,実用的な内容
この本の良いところを挙げ始めるとキリがないんですが、自分が強く思ったのはこの4項目。
なんといっても本の冒頭から好感を持てるのがこの本が親たちへ向ける目線のやさしさ。
主人公がバスケを始めたばかりの子供達のお父さんということもあるんですが、モンスターペアレンツなど親の行動や態度への批判を書いた本や記事が目立つなか、この本はしっかりと親を子どものスポーツの大事な参加者として迎え入れている。そして親たちに子どものスポーツ参加する際の知識とツールを与えようとしている。
親っていうのは子どもがスポーツを通して学んでいくのに欠かせない存在だからこそサポートしていこう、もっと知ってもらおう、そして積極的に関わってもらおうという文脈を読んでいて感じ取れるんです。
ここ20年くらいのスポーツの親に関する研究も推奨している通り、親が子どものスポーツに関わるのは必要なこと。それじゃあスポーツクラブやコーチ達が親たちをサポートしてあげようと。これはとても大事な事。
これに付け加えてこの本は幅広いトピックをカバーしてくれています。それもしっかりとエビデンスを元に専門家の方々が意見を言ってくれている。エビデンスをしっかりと基盤にしていせいか、専門家の意見が押しつけがましくないのも好感。
この本はスポーツをしている子どもの親はもちろんのこと、コーチ達にも読んでほしい。
大オススメの1冊!
最後に。この裏帯の一文が本当に刺さる。