テニス技能の習得と睡眠
こんにちは、Raccoonです。
今Matthew Walker PhDが書いた、Why We Sleepという本を読んでいます。
この本は人はなぜ毎晩睡眠をとるのかから始まり、睡眠の持つ心身への影響、夢についてなどを様々な睡眠研究の結果をもとに詳しく解説しています。
で、この本を読んでいる時にふと考えたのが、睡眠のテニス技能習得への影響のこと。
例えば、ジュニアの選手が毎晩6時間しか睡眠を取っていなかったら、8時間以上しっかり寝ている全く同じ練習を行っている選手と比べた時、技能の習得度合いは劣っているのか。
前にもデリバレット・プラクティスの回に書きましたが、人間はしっかりと練習を積めば技能を習得できます。天性の才能や持って生まれた才能というのは存在しない、というのが自分の意見。
ただどれだけ練習しても、睡眠の量と質が足りていなければ、技能の習得度合いに違いが出る可能性があります。
Why We Sleepによると、睡眠不足(6時間以下)は記憶力、人格形成、感情のコントロールなどに悪影響があるとのこと。
睡眠をしっかりと取っていないと、練習で覚えた技能もしっかりと脳に刷り込まれないのでは。
更に大事な部分は、6時間の睡眠でもこれらの影響が出るとのこと。
普段から睡眠時間が6時間くらいという人は少なくないと思います。
もしかすると、しっかりと睡眠をとることがテニス技能習得への近道なのかも知れません。