Raccoon's World

テニスと筋トレ好きのRaccoonが思ったこと、考えたことなどを書いています。

「健康」について考える

こんにちは、Raccoonです。

 

最近テレビをつけると、連日のように健康を扱った番組が放送されていますね。これを食べれば血圧が下がるとか、この体操が体にイイよ、などなど。多種多様に健康になる方法について扱っていますね。

 

今回はそんなメディアが送り出す「健康」の話。

 

 

俺は普段から健康を扱う番組や雑誌にはかなり懐疑的でして。特に民放でやっている番組は、「これをやれ」、「あれはやるな」と、あまり根拠などは説明せずに断言することが多いので、基本はあまり信じないようにしてるんです。これは雑誌も同じことです。

 

最近はSNSも普及し、インターネット上も健康に関する情報で溢れかえっています。そんな大量に情報がある状態なので、情報を受け取る側も、提示された情報をいったんふるいにかけてから取り込む必要がある。要は、1回その情報の信憑性を疑うことを心がけるべき、だと思うんです。

 

芸能人が行っているからとか、あの有名な先生が言っているから、などの理由で鵜呑みにしてしまわないことが大事だと。

 

大体まず、健康とは何なのかと。もちろん人によって健康の定義は色々あると思うんですが、長生きすることが健康なのか、それとも病気をしないことなのか。とまあ気になったので調べました。

 

健康の定義をWHO、世界保険機関はこう記しています。

 

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

「健康とは、身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であり、単に病気がないとか虚弱でないということではない」

 

これは1948年に発表された定義なのですが、70年たった今でもよく使われているようです。

 

この定義にもあるように、健康な状態とはただ病気や怪我のない状態ではなく、精神的、社会的にも良好であること。要するに良好な人間関係や良い仕事環境も、健康には欠かせないと。社会的、精神的健康が崩れることで、人はうつになってしまったりするんでしょうね。だからやっぱり、この精神的にも社会的にも良好な状態っていうのは、健康にはすごく大事なんですね。

 

テレビ番組なども、もう少し精神と社会的な健康についても取り扱ったらいいのでは。これを食べておけば健康!みたいな食品業界とグルっぽい企画ばかりじゃなくてね。だって、結局この食品だけ食べていれば健康を保てる、なんてことは多分あり得ないと思うんです。だから、もっと包括的に健康を考えた情報の発信をテレビなどではしてもらいたい。きちんと生活習慣を見直すことの重要性とか、もっと科学的に根拠のある情報を使うとかもしてほしい。そうすれば、一時的な流行の発信で終わらずに、視聴者の本当にためになれると思うんです。

 

とまあ、何だかメディア批判みたいになってしまいましたが、健康ってのは色々な生活の側面が良好であることなんですね。ただ、毎日納豆キムチを食べればいいとか、そういうものじゃない。良い人間関係っていうのも健康の一つの要素なんだと。生活のすべてを見てそれらが良好なのが健康なんですね。

 

それにしたって最近のテレビは質が落ちたなー。